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「Amy Winehouse : Back to Black」

2009〜2010年、2年間の仮住まいで最もよく聞いていた CD は Amy Winehouse の「 Back to Black」 だった。仮住まいは、アトリエになる10帖があったことで即決した古い一軒家で、夏暑く、冬寒く、お風呂場の床に水が溜まった。でも狭い食堂からポーチを経て庭へと続く空間は居心地がよく、私は、毎夕、この CD を聞きながら珈琲を飲んだ。丁度「V字鉄塔」と「処理工場」を描いており、Winehouse の傷だらけの太い声は、「自分の感覚が、そう間違っているハズはない。」という空気を届けてくれるのだった。「リハビリ」、「私ってマズいよね、、、」という歌のタイトルでも分かるように、薬中でアル中、最後はひどい状態だったようで、本人の希望どおり27才で逝き、伝説のシンガーの仲間入りを果たした。

一つの枠組みに自分を上手に当てはめることのできない人、あるいは枠組みから押し出されてしまった人というのは、あらゆる時代、あらゆる場所に必ず居る。そして枠組みの中に留まっている人だって、明日のことは分からない。芸術は、そういう人の心を先取りしていくのが宿命ではないだろうか。彼女が逝った今、その声に静かに耳を傾けると、才能がある、とはこういうことだ、と私はいつも思い知らされる。
http://www.youtube.com/watch?v=P6wRIQZ5y5Y&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=2tjNEK31O8E
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